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29日付のニューヨーク1によると、クイーンズ区のフラッシング湾で25日、悪臭を断つために湾の底に堆積するヘドロを除去するプロジェクトが開始した。
これまで付近の住民からは、「腐った卵のような臭いがする」などの苦情が多数寄せらていた。それに対し、ニューヨーク市がその対策に着手。市環境局のパム・エラルド局長代理は、「この悪臭は、嫌気性のヘドロが発する亜硫酸水素塩。それを元から断つ」と説明した。
対象となるのは、グランドセントラル・パークウェーに沿ったフラッシング湾プロムナード沖の17.5エーカー(約7万平方メートル)にわたる地域。はしけに乗せた大型の浚渫機を昼夜動かし、大量のヘドロをすくい上げる。ヘドロは処理後、リサイクルに回されるという。
このプロジェクトには、朽ちた桟橋や廃棄された木材などの撤去、さらに外来種樹木の駆除なども含まれており、辺りの景観も改善して、ラガーディア国際空港に発着する飛行機の眺めなどを楽しんでもらおうという目的もある。
市では、このために340万ドル(約3億9千万円)の予算を計上。今年の後半までには終了し、その後数年をかけて周辺にある湿地帯の拡充を行う計画もあるという。
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