1月30日付のニューヨーク・ポストによると、クイーンズ区のセントベネディクト・ジョセフ・ラブレ・ローマカトリック教会で司祭を務めるフィリップ・ピッツオ神父(67)が同29日、「トランプ反対を示そう、社会正義のために。#ジャンプ・アゲンスト・トランプ」とするメッセージとビルから飛び降りる人のイラストを自身のフェイスブックに載せ、問題となった。
ドナルド・トランプ大統領に反対する教区民に対するメッセージだというこの投稿は、人々の命を救うべき聖職者が抗議のために自殺を勧めているとして、多くの信者の反感を買った。これに対しピッツオ神父は30日、同紙のインタビューで「これまで多くの人を救ってきた私が、自殺を勧めたりしない。一種の冗談だ」と説明したが、同31日、「投稿は全くもって不適切だった」とし、不快な思いをした全ての人々に向け謝罪した。
ピッツオ神父は自身のフェイスブックに、バラク・オバマ前大統領の写真と「彼は私の大統領ではない」とするメッセージや、ヒラリー・クリントン氏の写真とイタリア語で「醜い顔」と書き込む一方、最近はトランプ大統領を支持するメッセージを載せるなど、問題行動がたびたび指摘されている。