1月31日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市議会に1日、フードベンダーに衛生検査の評価表示を義務付ける法案が提出されたという。
市保健衛生局では2010年から飲食店の衛生検査を行い、結果をアルファベットのA、B、Cで評価し、これを店頭に表示するよう義務付けている。
法案を提出したカレン・コスロビッツ議員は、「フードカートやトラックで食べ物を買う際、現在は衛生状態を知る手段がない」とし、レストランの評価表示は良い結果につながっていることから、フードベンダーでも同様の結果が得られるはずと期待を寄せる。議会で承認されれば、通常の飲食店同様、フードベンダーでも衛生状態を確認でき、客がベンダーを選ぶ際の目安になりそうだ。
同法案について、フードベンダー業界の関係者は、「頻繁に抜き打ち検査を受けているのにその結果が表示されないため、格下扱いを受けている。今後は抜き打ちではなく定期検査を受け、顧客に安心を提供したい」と表示の義務付けに賛成している。