雪かき中に転倒死 UESのベテランドアマン

 9日付のCBSニューヨークによると、マンハッタン区アッパーイーストサイドのアパートで同日、ドアマンが雪かきの最中に転倒して命を落とす事故があった。
 ミゲル・ゴンザレスさん=当時(59)=は同午前9時半ごろ、東93丁目のアパート前で雪かきをしていたが、氷結した地面に足を取られ転倒し、そのままガラス窓に衝突。その勢いで窓を破り、首や顔に傷を負って病院に運ばれたが、午後に死亡が確認された。
 ゴンザレスさんは、このビルで30年間ドアマンとして働き、多くの人から慕われていたという。同日夜、修理されたガラス窓の前にはゴンザレスさんを悼んで花束やろうそくが供えられた。周辺には知人や友人が集まり、「教会では子どもたちを自分の孫のようにかわいがっていた」、「今朝話したばかり。悪夢を見ているよう」など心境を語った。また、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、「安全のために雪かきをしてくれる人々には頭が下がる。ゴンザレスさんの冥福を心から祈る」とツイッターに投稿した。
 友人の1人によると、コネチカット州ブリッジポート市の家を最近売却しており、近々引退してプエルトリコで余生を送る予定だったという。

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