9日付のカーブド・ニューヨークによると、私立ペース大学がマンハッタン区の金融街にあるキャンパス施設の改修拡張計画をこのほど発表した。同地域は現在、建設ブームに沸いており、1億9千万ドル(約214億7千万円)をかけて行われる同計画はこれに仲間入りを果たすことになる。
発表によると、計画の第一段階ではメインキャンパスビルのワン・ペース・プラザとすぐ近くの41パーク・ロウを4500万ドル(約51億円)かけて大規模改修する。ワン・ペース・プラザは1階に新しい学生やゲストセンター、学習スペースなどが新設され、地下にはビジネススクールへの入り口、テクノロジーラボや学生用ラウンジなどが設けられるという。
また、19世紀に10年余りニューヨーク・タイムズの社屋だったことで知られる41パーク・ロウは、スプルース通り側にビルが建設された当時の入り口を再現する予定で、1階にはアートギャラリーもお目見えする計画だ。
同地域ではこのほか、電気製品小売店J&R本店ビルの跡地に現在54階建ての高層コンドミニアムが建設中。また、昨年夏には高級ホテルのビークマンホテルが開業し、隣接するコンドミニアムも今夏完成するという。