13日付のゴッサミストによると、クイーンズ区のジョン・F・ケネディー国際空港(JFK)に同日、動物専用ターミナル「ザ・アーク」がオープンした。
民間企業が所有する同ターミナルは17万8千平方フィート(約1万6500平方メートル)の広さで、総建設費は6500万ドル(約73億5千万円)。第一期工事部分が完成し、ニューヨーク・ニュージャージー港湾公社(PA)理事会の営業認可を受けた。
今回オープンしたのは、「ザ・アーク・ペットオアシス」、「ザ・アーク・JFK家畜輸出センター」、「鳥類乗り継ぎ検疫所」の3施設。ペットオアシスは航空会社やペットの荷主、所有者に対応する施設で、動物貨物として輸送されるペットに必要な事項全てに対処する設備が整っている。また家畜輸出センターは最新設備の整った広々とした設備で、JFKから輸送される馬などの家畜が出発までの時間をここで過ごすことができる。鳥類乗り継ぎ検疫所は、保税倉庫に個室が完備しており、国内に輸送される鳥類が乗り継ぎ時間を過ごす休憩所の役割を担う。
今年の後半に工事が完了する第二、三期工事部分では、馬の輸入・検疫所や手入れ室、動物病院、ペット宿泊施設なども登場するという。