10日付のNBCニューヨークによると、近く閉校するニューヨーク州ロングアイランドの大学の建物が、来年からビール醸造所になることがこのほど分かった。
パッチョーグにあるブライアークリフカレッジは、学生70人ほどの小さな大学で、12月には閉校となる。そこに目を付けたブルーポイント・ブリュワリーが、キャンパスを15年間リースする契約を結んだ。
1998年から同地でクラフトビールを製造している同社は、より広いスペースを求めて昨年から新たな醸造所候補となる物件を探してきたが、これまで適した場所が見つからなかったという。しかし、同大学が閉校になるとのうわさを聞きつけた同社のトッド・アシュマン社長がこのアイデアを思いつき、契約にこぎつけた。
大学ビルの1階が醸造所となる計画で、2階にはレストランやビールのテイスティングルームなども完備される。大学に残っている学生らは6月末から別の場所で講義を受けることになり、それに合わせて工事も始まる予定。
「たくさんの人の支えがあったからここまでこれた。この大掛かりな引越しに向けてわれわれは準備万端だ」とアシュマン社長は話す。来年初めごろのオープンを目指しているという。