15日付のメトロ・ニューヨークによると、都市政策を提言する団体が14日、全米40都市を対象に住民の健康に関する政策ランキングを発表し、ニューヨーク市がトップクラス「ゴールド都市」の仲間入りを果たしたことが分かった。
非営利団体、シティ・ヘルスは、各都市の政策を分析し、公共施設で健康的な食べ物を提供しているか、建物内での喫煙を規制しているか、レストランの衛生状態に関するランク付けがあるかなど、9つの分野でそれぞれ金、銀、銅に分類し、最終的に都市の総合判断ランキングを作成している。
市はほとんどの分野で金を取り、トップクラスに位置付けられた。課題とされたのは「労働者が有給で病欠ができるか」で、これは銅だった。病気で出勤した場合、同僚らに感染する恐れがあるためだ。また、アルコールの販売規制についてはゾーンの設定基準が甘く、アルコール中毒や酒気帯び運転などが心配されるとして、ランクなしと判断された。
このほか、ボストン、シカゴ、ロサンゼルス市やワシントンD.C.がゴールド都市に認定された。同団体では、「全ての都市の住民が、健康な生活を送る権利がある」として、積極的に政策提言していく考えだ。