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14日付のニューヨーク・タイムズによると、ニューヨーク市保健衛生局は同日、ネズミの尿を介して感染するレプトスピラ菌の感染症例が、ブロンクス区で複数確認されたことを受け、警告した。
市では2006~16年の間に26件の感染が報告されており、そのうち8件は同区内で確認された。同局によると、過去2カ月間に報告された最新の3件では、全ての患者で重症化し、急性心不全や肝不全で入院した。うち2人は退院、1人は死亡している。患者の性別や年齢は公表されていない。
この菌はネズミの尿に触れることで目、鼻、口や傷口などから体内に侵入する。また、菌に感染した食べ物、動物や土に触れるなどからも感染するが、人から人へ感染することはまれであるという。感染すると深刻化することもあるが、抗生物質による治療が可能だ。
同局は、暫定的措置としてネズミの駆除を行い、市民に症状や治療に関する情報を提供している。感染すると、発熱、頭痛、悪寒、筋肉痛、吐き気、下痢などの症状が現れるが、症状が出ない場合もあるという。同局は、ネズミが生息する場所へは不用意に近付かないこと、また近付いた後は念入りに手洗いをするなど、注意を呼び掛ける。
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