オートバイクラブで麻薬押収 20人以上を逮捕

 20日付のゴッサミストによると、ニューヨーク市警察(NYPD)は18日、ブルックリン区ゴワナスのオートバイクラブ「ゴッズ・オンリー・デモンズ」の強制捜査を行い、20人以上を逮捕するとともに麻薬や武器を多数押収した。
 同区バトラー通りの3と4番街の間にある同クラブ付近には、同日朝、多数の捜査員と警官が集まり一斉に建物の中へ突入した。NYPDによると、クラブ内から銃5丁とマリファナ、ケタミン、コカインのほか、麻薬を販売用に包装する道具なども発見されたという。
 NYPDは逮捕状が出されていた19人と、麻薬と武器の不法所持で新たに5人の計24人を逮捕。逮捕者はいずれもボローパーク、レッドフック、サンセットパークなど同区在住者だった。
 同クラブでは、2012年にけんかの末クラブの外で殺人事件が発生し、その後の捜査で無許可のままアルコールを提供していたことが判明している。その翌年には16歳の少年がクラブ内のパーティーでアルコール摂取後に気絶し、クラブ側が未成年と知りつつアルコールを提供していたことも分かっている。NYPDは過去に、迷惑行為排除条例を理由にクラブの閉鎖を求め訴訟を起こしたが、敗訴している。
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