渋滞の“元凶”を爆破 新しい橋の建設を加速

 21日付のCBSニューヨークによると、ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は同日、クイーンズ区マスペスとブルックリン区グリーンポイントをつなぐコスキアスコ橋を爆破して取り壊す計画を発表した。これにより新しい橋の建設が加速するという。
 ニュータウン川の上に掛かる同橋は、建設当時、1日の利用台数が10万台と想定されていたが、現在はその2倍近い数の車がこの橋を利用しているため、渋滞の元凶とされている。また、78年前に建設されたもので、老朽化が進んでいる。
 その解決策として、州は2020年までに新しい橋を2本建設する計画を立てており、この4月に1本目が開通する予定。爆破することで2本目の橋の建設が7〜9カ月ほど早まるという。
 知事は子どものころ、父であるマリオ・クオモ元知事と一緒によくこの橋を利用したといい、「当時から混雑していた記憶がある。父が急ブレーキを掛けるので、よくハンドルにぶつかっていた」と思い出を語った。
 新しい橋にはLEDライトが設置され、記念行事などの際にはライトの色を変えるなど、新しい観光地にもなる見込み。ただし、名前はコスキアスコ橋のまま変更しないと知事は述べている。

Arminnius

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