2月27日付のニューヨーク・ポストによるとニューヨーク市に本拠地を置くピザチェーンが、アフリカに進出するという。
市内に16店舗、全世界には100店舗を誇り、トラックでもピザを売る「フェイマス・ファミリア」は、アフリカ、ガーナの首都アクラで今年5月にトラックでの営業開始を予定しており、ピザ生地を作る水は、わざわざニューヨークから運ぶという。「できる限り本格的なピザを作りたい」と説明するのは、弟のダグラス氏と共同でこのピザトラックを運営するダン・アイゼック氏。「ニューヨークの水は味も質も良く、どうしても欠かせない」。アクラにはニューヨークを訪れたことのある人も多いと予想されるため、力が入る。水は“ニューヨークの水源”でもあるサリバン郡の貯水池から汲み上げるという。同チェーンはメキシコ、中国、エクアドルといった海外の店舗でも同様にニューヨークの水を使用している。
アクラでは既に「ピザハット」や「KFC」などのチェーンが進出している上、「バーガーキング」も今年中にオープンを控えているため、ファストフード店が目白押しだ。アイゼック氏は、「われわれがベストだと確信している。競争は大歓迎だ」と意気込みをみせる。