「自分はエボラに感染している」 PAバスターミナル、一時閉鎖

 2日付のDNAインフォによると、マンハッタン区ミッドタウンにあるポートオーソリティー・バスターミナルで同日午後、乗客の男性がエボラウイルスに感染していると訴えたため、そこから数時間、一部のゲートが閉鎖されるなど混乱が起きたことが分かった。
 ミシガン州デトロイト市から同ターミナルに到着したバスから降りた男性は、周囲の人々に自分がエボラウイルスに感染していると訴え始めた。バス会社グレイハウンドの職員によると、男性の耳から少量の出血がみられたという。
 現場へ駆け付けた医師が診察する際、北ウイングの60~85番までのゲートは閉鎖され、作業員が2時間かけ洗浄した後、再開された。男性は、ニューヨーク市消防局(FDNY)の救急車で同午後4時ごろ、近くのベルビュー病院に搬送された。治療に当たった医師は、「患者に感染性疾患の兆候は認められなかった」と報告している。
 市保健衛生局は、「報告によると、男性は海外へ渡航した経験が1度もなく、感染している可能性は極めて低いと思われる。しかし、感染の有無を調べる別の検査が必要かどうか、また、病状がほかの疾患によるものかを診断する」との声明文を発表している。

PROLuca Mauri

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