8日付のDNAインフォによると、マンハッタン区のヘルズキッチンに今年5月、4日間限定でアーティストのための共同作業スペースが登場するという。
アーティスト支援団体、アート・コープは昨年、同区チェルシーで同様のスペースを提供して好評を博した。今回は52丁目と10番街にあるビル内に共同スペースとラウンジを設営する。ここでは、ほかのアーティストと語り合ったり作品のフュージョンを楽しんだりすることができる。リハーサルルームも備えるほか、プリンターなどの機器も貸し出される。
月に50ドルを払って会員になると、施設を無制限で利用できる。非会員がこの共同作業スペースを使うには1日20ドルかかり、リハーサルルームは1時間30ドルで借りることが可能だ。
「これはコミュニティー作り」と説明するのは、同団体の創立者、レイチェル・バーガーさん。自身も女優で、修士号を取得する際に授業が終わった後もクラスメートと集えるラウンジがあればと思ったのがきっかけだという。今回は期間限定だが、ゆくゆくは常設にしたいというのがバーガーさんの夢だ。「ニューヨークは世界中からアーティストが集まる街。皆が出会える場所を提供したい」と語る。