13日付のニューヨーク・デイリーニュースによると、ニューヨーク市で電子たばこ(Eシガレット)を吸う高校生の割合がこの2年で倍増していたことが、ニューヨーク州保健局の最新の調査により13日までに明らかになった。
2014年に10.5%だった高校生の間での電子たばこ普及率は、16年には20.6%に上昇。一方、一般的なたばこの喫煙率は00年に27.1%だったが14年には7.3%、16年には4.3%へと下降している。一般的なたばこには多くの有害な化学物質が含まれていることが証明されているが、電子たばこにもそれらのいくつかが含まれており、電子たばこに使われる液体の多くにはニコチンが含まれている。
州では、18歳未満への電子たばこや液体ニコチンの流通・販売は法律で禁じられている。ただ、電子たばこは一般的なたばこと比べて安価なため、高校生でも手が届きやすいのが現状だ。
ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は、電子たばこに使われる液体1ミリリットルにつき10セント(約11円)の課税および学校の敷地内やレストラン、職場での喫煙を禁止するクリーンエア法の対象に電子たばこを含めることを提案している。