不法滞在の性犯罪者8人検挙 NY市やLIで一斉に

 16日付のABC7によると、米移民税関捜査局(ICE)はこのほど、今月初旬にロングアイランドを含むニューヨーク市とその周辺区域で2日間にわたり行われた強制捜査で、過去に性犯罪で有罪判決を受けた不法滞在者8人を一斉検挙したと発表した。
 8人はいずれも判決後、国外退去した後に再入国、もしくは国外退去処分となったものの何らかの方法でこれを逃れた不法滞在者で、罪状は性的虐待から暴行未遂までさまざまだ。
 6日にナッソー郡で逮捕されたエクアドル人の男(45)は、以前同郡裁判所で22歳の女性に対する第一級性的虐待の罪で4カ月の禁固刑と10年の保護観察処分の有罪判決を受けていた。また、ブルックリン区で逮捕されたメキシコ人の男(48)は、以前ニューヨーク州最高裁判所で子どもに性的行為を促した罪と行為をさせた罪でそれぞれ6カ月の禁固刑と10年の保護観察処分を受けていた。ICEによると、逮捕者は全員、国外退去手続きの完了を待つ間、拘留されているという。
 今回の一斉検挙についてICEの担当者は、「地域住民の安全と安心を守るため、重罪を犯しながら罪を逃れ、移民法に違反する者を野放しにはできない」と述べている。

Victor

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