NY市長宅で入居者募集  家賃は月1825ドル

 20日付のポリティコによると、ニューヨークのビル・デ・ブラシオ市長が所有するブルックリン区パークスロープの住宅で現在、入居者を募集しているという。
 市長夫妻は、もともと市長の母親が住んでいたタウンハウスを2004年から所有している。その階上部分が今回入居者を募集するワンベッドルームだ。この物件は、プロスペクトパークから約3ブロック東に位置し、地下鉄F、G、R線の9丁目駅からも3ブロックほど。日当たりは良好で、収納力も抜群、玄関にはポーチが付いている。入居条件は、非喫煙者でありペットを飼っていない人。現在の入居者が出た後、今年5月から入居可能だという。
 家賃は月1825ドル(約20万円)。2015年に1800ドルから25ドル引き上げられ、1.4%上昇した。しかしこの物件は規模が小さいことから、家賃の不当な上昇を防ぐ「レントコントロール」の対象にはならないとされており、1.4%の家賃上昇率は市が定めたガイドラインにおおむね準拠している。
 市では家賃凍結が2016年に再延長されたこともあり、大家で構成する団体は、市長は自分の家の家賃を上げておきながら、家賃凍結を強制していると、批判的的な広告を出している。0322