21日付のDNAインフォによると、フェイスブックの創設者、マーク・ザッカーバーグ氏も出資し、次世代の学校として話題になっている「Alt School」の概要がこのほど明らかになった。
元グーグルのエンジニア、マックス・ベンティラ氏が創立した同校は「学年」という概念を取り除き、年齢の異なる生徒が混ざった少人数制クラスという斬新な形態が注目されている。新校舎はマンハッタン区のユニオンスクエアに今年9月に開校し、中学部の生徒が学ぶ予定だ。
「1人ひとりの生徒が自分に合った学習スタイルを見い出せるような空間作りを目指した」と、校舎をデザインしたピーター・クツソン氏は言う。同校は個別学習という教育体制をとり、カリキュラムも生徒の関心や能力に合わせてカスタマイズする。各教室には、自習や教師と生徒が1対1で行う個別指導に適した個室が設置され、一方でサイエンスルームやコンピューターエリアなど、ほかの生徒との交流を促進する共有スペースも設ける。
ベンティラ氏は「テクノロジーに頼るのではなく、テクノロジーを使って個性に合わせた学習方法を見い出していく」と話している。
中学部開校に向けて現在、生徒40人を募集中だ。