28日付のDNAインフォによると、マンハッタン区アッパーイーストサイドの住民が、通行人を追いかけて唾を吐くといった迷惑行為をするホームレス女性に対し、何らかの対策を講じるようニューヨーク市に求める請願書の署名運動を開始したことがこのほど分かった。
この女性はここ数年、74~82丁目のあたりで頻繁に見掛けられ、通行人に対し唾を吐いたり、大声を出して追いかけたりするといった行為を繰り返しているという。このほど、住民の1人が女性の居場所を追跡するためのフェイスブックページを開設し、先週から請願書のための署名運動を開始した。
この住民は「女性に襲われる通行人が相次ぎ、安全であるはずのこの地域が危険だとの認識が広がっている。今こそ何らかの対策を講じるべき」と訴える。ビル・デ・ブラシオ市長ならびに市議会のベン・カロス議員とダニエル・ガロッドニック議員に提出する予定の請願書には、現在1500人ほどの署名が集まっている。
訴えに対し、地元議員らは「住民の心中は察するが、警察が動く前に我々が行動するのは難しい」とし、女性が住民に危害を加え警察に逮捕されれば、市として支援する準備があると説明している。