名付け親は小学生 今夏から運行開始のフェリー

 28日付のエーエム・ニューヨークによると、今夏からニューヨーク市で運行が開始されるフェリーの名前は小学生によって名付けられることがこのほど分かった。
 ニューヨーク市経済開発公社(NYCEDC)は現在、市内各地にあるフェリー乗り場に隣接する小学校に通う2年生を対象に、フェリー13隻の名称を募集している。NYCEDCのジェームズ・パチェット氏によると、多くの児童が学校で市の歴史の授業の一環として、昔から大きな役割を果たしてきた海洋事業にまつわる歴史も学んでいるという。そのため、「歴史に触れつつ、希望に溢れた名称を小学生から募集することを決めた」とパチェット氏は話す。既に「フレンドシップ・エクスプレス」や「ザ・ランチボックス」などが提案されており、「候補の中から最終名称を決定し、早く披露したい」と同氏は述べた。
 市内5区を水路で結ぶ「シティーワイド・フェリーサービス」は、まずロッカウェーとアストリアを結ぶ航路から運行が始まり、フェリー内では無料Wi-Fiが使用できるほか、USBポートも完備される。料金は地下鉄と同じ2.75ドルだが、異なる交通システムのため、地下鉄との乗り継ぎはできない。

Mayor’s Press Office

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