29日付のNY1によると、Wi-Fiサービスを提供する「リンクNYC」のキオスクが、クイーンズ区西部のロングアイランドシティやアストリアでさらに増設されることが分かった。
同区では既にレゴパークやフォレストヒルズのクイーンズ・ブルバード沿いや、ジャマイカにキオスクが設置されているが、同区西部では遅れが生じていた。ニューヨーク市の情報技術・電気通信局(DoITT)によると、この春から夏にかけて150台のキオスクが新たに設置されることが決まっており、同区のみならず、ブルックリン区のパークスロープやフラットブッシュといった地域を中心に設置区域が拡大する。
キオスクはサービス開始当初マンハッタン区に集中しており、「インターネット接続の格差を解消する」というリンクNYCの目的からも同区以外への普及が急務だった。DoITTの発表では、現在市内に計667台の設置が完了しており、2023年までに計7500台を目標にしている。
キオスクはこれまでと同様、無料Wi-Fiへの接続やスマートフォンなど端末機器への充電ができるUSBポートのほか、国内への無料通話も提供する。