30日付のPIX11によると、ニューヨーク市教育局(DOE)が29日、市の公立小学校の給食で提供されていたチキンテンダーとピザがリコール対象となり、給食メニューから外すと発表した。
全米規模でのリコールが発表されたのは、OKフーズ社が昨年12月19日~今月7日にかけて製造したチキンテンダー。この商品を食べた子ども5人から「鉄の破片のような物が混入していた」との報告があり、自主回収されることが決まった。米農務省(USDA)によると、問題の商品は「スマートフーズ・フォー・スクール」や「チキントピア」など、複数の商品名で販売されていたという。また、ピザも異物混入の可能性があるとして、DOEは提供中止を決定した。
リコールを受け、ビル・デ・ブラシオ市長は即座にこれらの商品を給食から外すようDOEに指示した。DOEは「子どもの健康が第一であり、安全が確認されるまで提供は取り止める」とし、「代わりの献立も用意されており、市の公立校で提供される食べ物の安全性は保たれている」と強調した。
市では昨年にも、給食で提供されていたチキンテンダーから骨やビニール片が見付かったとして提供を見合わせていた。