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4日付のNY1によると、ニューヨーク市が今週から11年生を対象に、大学進学適性試験(SAT)の受験料を無料にするプログラムを開始したことが、このほど分かった。無料化後の第1回目、5日には市内で7万人の生徒が受験する。
SATの受験料は現在45ドル(約5千円)。受験料免除制度もあるが、申請手続きが煩雑で敬遠する生徒は多い。また、試験が実施されるのは通常土曜のため、週末に働く生徒にとっては受験が難しい。そのため市は、より多くの生徒がSATを受験できるよう、試験を平日に実施することも決定した。SATの無料化には市の予算から年間250万ドル(約2億7500万円)が充てられる。
市では2年前から一部の高校でSATの無料化プログラムを試験的に実施し、その結果、受験者数が増加している。昨年は市内公立高校の11年生の52%がSATを受験した。
今年大学への進学が決まっているクイーンズ区の高校に通う生徒の1人は、「受験料の免除を受けるために多数の書類を準備する必要があり、祖母の家のコンピューターを借りて書類を作成していた。また、土曜は仕事があるので、前もって休みをもらう必要もあった」と、これまでの受験に伴う苦労を明かした。
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