5日付のニューズデイによると、クイーンズ区高位裁判所の大陪審は同日、昨年夏に同区のスプリングクリークパークでジョギング中の女性を殺害した疑いで逮捕された男を、逮捕当初の容疑よりも重い第1級殺人罪で起訴した。
シャネル・ルイス被告(20)は昨年8月2日、ジョギング中だったカリーナ・ベトラノさん=当時(30)=を殺害した罪で今年2月4日に逮捕され、第2級殺人罪で起訴されていた。同区地方検事局によると、被害者の遺体から首を絞められて性的暴行を受けたことを示す形跡が見つかっていたことから、性的暴行罪も加わったという。逮捕後から拘束中である同被告は、第1および2級殺人罪、第1級加重性的暴行罪、第1級性的暴行罪で起訴され、有罪が確定した場合は仮保釈なしの終身刑を受ける可能性がある。
ベトラノさんは普段、父親のフィリップさんとジョギングに出掛けていたが、父親は事件当日、腰痛のため家に残った。フィリップさんと妻のカトリーナさんは、同被告が最高刑で起訴されたことについて「当然だ」としている。
同事件では、犯人が所持していた携帯電話に残されたDNAと合致する犯罪者データが見付からず、捜査が難航した。