【8日付amニューヨーク】マンハッタン区ユニオンスクエアで7日夜、内戦中のシリアに対し米国がミサイル攻撃を行ったことに対する抗議デモが行われ、7人の逮捕者が出た。
フェイスブックのイベントページ「NYC緊急反戦抗議集会」によると、午後6時30分には300人ほどがユニオンスクエアに集まり、「ワシントンが主導する戦争に反対し、戦争に使われる莫大な予算を雇用や住宅、ヘルスケアなど国民が必要とするものに使うよう要求しよう」と呼び掛け示威活動を行った。
その後、参加者らは「シリアでの戦争に反対」「爆撃でシリアの人たちを救うことはできない。殺すだけだ」「難民歓迎、難民を生む米国に反対」などと書かれたプラカードを掲げローワーマンハッタンに向かって行進し、ニューヨーク市警察(NYPD)の規制に従わなかった7人が治安びん乱行為で逮捕された。同日、5番街のトランプタワー前にも抗議者が集まり、同様にシリアへの攻撃に反対してデモ行進を行った。
トランプ大統領は前日の6日、内戦が続くシリアで政府軍が化学兵器を使用したとして同国への攻撃を指示、駆逐艦から発射された計59発のトマホークミサイルが同国の空軍施設を爆撃した。