ロングアイランドで男性の4遺体 国際ギャング団が関与か

 【13日付ニューヨークタイムズ】サフォーク郡セントラルアイスリップで、若い男性4人の遺体が見つかった事件で、同郡警察は13日、暴力組織が関与しているとの見方を明らかにした。
 12日午後8時ごろ、同郡の公園近くで見つかった16~20歳の男性のものとみられる4遺体には、全身に著しい外傷と鋭器または刃物で殺害された形跡がみられたため、残忍な殺害方法が特徴の多国籍暴力組織「MS-13」の関与が疑われている。
 見つかった遺体のうち1体は、ジャスティン・リビキュラさん(16)のものであることが、叔父マーセロさんにより確認された。マーセロさんによると、ジャスティンさんは数日前から行方が分からなくなり、12日に家族から捜索願が出されていた。
 ジャスティンさんが通うベルポート高校の同級生ジョージ・ティグレさんも、11日午後3時から行方が分からなくなり12日に捜索願が出されていたが、同日夜に兄のウィリアムさんがアレックスと名乗る若い男から、弟が殺されるところを見たとの電話を受けていた。 
 中米のエルサルバドルとカリフォルニア州ロサンゼルス市を拠点にする同組織は、2016年に同郡で11人を殺害している。
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