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タックスリターン(確定申告)締め切り前の最終土曜となった15日、首都ワシントンDCやニューヨーク市をはじめ全米約200都市で「タックスデーマーチ」が開催された。選挙期間中から確定申告書の公表を拒否しているトランプ大統領に抗議し、圧力をかけるのが目的。
ニューヨーク市では午後1時からマンハッタン区ブライアントパークで集会が始まり、スコット・ストリンガー市会計監査官、レティシア・ジェームス市政監督官、コメディエンヌのサラ・シルバーマンさんなどが次々と演説。ステージではトランプ大統領を皮肉った替え歌も披露された。集会後、参加者らはプラカードを掲げ、「お前の確定申告書を見せろ」「トランプは退陣しろ」「これがトランプの本性だ」などと声を上げ、6番街を北上し5番街のトランプタワー手前まで行進した。
「トランプ政権は米国のファシズムを体現している。それに抗議するために来た」と話すのは、ブロンクス区在住のノーチェ・ディアスさん。ブルックリン区在住のスザンナ・スーザーさんは、「公表しないのは、隠さなければならない何かがあるから。全く正直じゃない。トランプは逃げてばかり」と話した。主催者側の発表によると、市での参加者は推定で2万5000人。(加藤麻美 /本紙)
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