【19日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ブルックリン区在住の男が18日、タクシー強盗の容疑でNYPDの警官に逮捕される直前に逃走を試み、アパートの11階付近から落下、死亡した。
ジャメル・チャンドラー容疑者(21)は同日、フォートグリーンのアパートの部屋で警官がドアをノックする音を聞き、慌ててシーツでロープを作り、これにつかまり窓から逃げた。しかしシーツは体重に耐え切れず、同容疑者は地面に落下した。通報を受け駆け付けたニューヨーク市消防局(FDNY)の救急車で同容疑者はブルックリン病院に運ばれたが、同午後6時ごろ死亡が確認された。
同容疑者は自身の逃げる様子を「警官が来た。このままだと逮捕されてしまうので窓から飛び降りる」と説明しながらフェイスブックでライブ配信していた。NYPDは、容疑者が飛び降りる前に建物内には突入していなかったとしている。
同容疑者は数年前、マンハッタン区イーストビレッジのコーヒー店前で客に偽の署名を依頼しその隙に財布を盗み、そのことに気付いた客と口論になり、相手の顔にかみついたとして逮捕されている。過去にも同様の窃盗を繰り返しており、同時点で既に29回の逮捕歴があった。