【21日付NBCニューヨーク】ドラッグストアチェーン大手CVSは20日、菓子などを販売するスペースを健康食品などに置き換える方針を発表した。消費者の嗜好の変化や購入パターンを分析し決定した。
CVSのある店舗では既に同方針を導入し、特に出入り口に近い売り場で糖分の多い菓子などの代わりに、より健康を意識した食べ物やビタミン類、サプリメント類、自然由来の材料を使用した化粧品などを置いている。同チェーンは2014年にたばこの販売を中止しており、ニューヨーク大学の栄養学教授マリオン・ネッスルさんは「より健康的な店づくりに真剣に取り組んでいることが分かる」と評価している。
一方、同教授や食品専門家らは、今流行りのカラフルな食品に気を付けるよう忠告している。これらは目を引くが、必ずしも健康的であるとは限らないからだ。例えばスターバックスがこのほど発売したカラフルな新商品「ユニコーンフラペチーノ」のグランデサイズ(16オンス)に含まれる糖分は59グラムと、米心臓協会(AHA)が定める1日の糖分摂取量(男性36グラム、女性25グラム)を大幅に超えている。これを受け、コネティカット州などでは消費者に注意喚起するなど慎重な姿勢をみせている。