近年、デスクワークやPC作業、またはスマホをよく使う人に、首や肩の痛みを訴える人が増えています。痛みの原因として、顎関節症や首のヘルニアなどがありますが、首猫背が原因ということが多々あります。首猫背とは頭が前に出た悪い姿勢のことを言います。この状態を継続していると、体調への悪影響だけでなく見た目の印象も悪くなります。
首猫背は病気ではないので、病院へ行っても鎮痛剤を出されるか、「日頃の姿勢に注意しましょう」とアドバイスされることが一般的で、治療されることは少ないです。「病気ではないから」と放置すると、以下のようなトラブルを引き起こします。
・見た目の印象が悪い
・首や肩が凝る ・頭痛
・眼精疲労 ・目のかすみ
・首の痛み ・肩が上がらない
・腰痛など
◆首猫背のメカニズム
首猫背の始まりは首の骨の配列がまっすぐに変化することにあります。人間の首の骨は、正常であれば自然なカーブを作っています。このカーブがあることで、重力の衝撃を吸収できるのです。それがさまざまな原因によって崩れて、まっすぐな配列になってしまうと、頭部が前に出て首猫背になるのです。専門用語では「頭部前方偏位」や「ストレートネック」と呼ばれています。
◆首への負担
頭の重さは成人でおよそ5~6キログラムあり、頭が前に出たり、うつむくだけで首への負担は増大します。研究では、首の角度を30度曲げただけで18キログラム、60度では27キログラムもの負担になるとされています。この姿勢を長時間続けると、首と肩の筋肉をフル稼働させなければ、頭を支えられなくなります。そうなると、神経が圧迫され体に痛みが出たり、首や肩が凝ったりするのです。
痛みを和らげるために、ストレッチやトレーニングをしたり生活習慣を改善することが大事ですが、カイロプラクティック治療を用いることにより、首、背骨、肋骨の関節のずれを治して姿勢を改善することができます。また、筋肉のバランスを整え、各々の筋肉や靭帯などの癒着を改善することができます。
プロフィール
Dr.ロバート・F・コレス
ラトガース大学卒業、NYカイロプラクティックカレッジ卒業、35年の実績・慢性神経の痛み治療の専門医
ジャパニーズ・アメリカン・カイロプラクティック・オフィス
211 E 43rd St, Suite 609(bet 3rd & 2nd Ave), NYC
※グランドセントラル駅から徒歩2分 212-697-3401 www.drcoreth.com