【27日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ブロンクス区モリスパークで25日、11歳の少年が押し込み強盗を包丁で刺し、撃退した。
同日午後5時ごろ、ブライアン・フェーブス容疑者(22)は「トイレを貸してほしい」と頼みながらアパートのドアを叩いたが、少年の母親が拒否したところ、ドアを蹴り破って室内に侵入してきた。母親はすぐにキッチンから包丁を持ち出し追い払おうとしたが、同容疑者は母親の手を払いのけ、その際に母親は手を負傷し、顔面などを殴られた。その現場を目撃した少年は警察に通報、少年もまた同容疑者によって電話を取り上げられた際、腕を負傷した。しかしとっさに別の包丁を手に取って逆襲し、追い払うことに成功した。部屋にいた少年の弟は無事だった。
少年と母親は同区内のセントバーナバス病院に搬送され治療を受けていたが、同容疑者も同じ病院に駆け込んでいた。同容疑者は傷について「ケンカに巻き込まれた」と説明したが、不審に思った警察が少年と母親に確認し、母親の証言が決め手となり逮捕された。
同容疑者は今月5日にも同じような手口で強盗事件を起こすなど、過去に14回の逮捕歴がある。