【2日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ニューヨーク市教育局(DOE)はこのほど、市内の公立学校におけるカフェテリアの衛生検査の結果をウェブサイトに掲載することで合意した。ニューヨーク州のジェフリー・クレイン上院議員(民主)が1日発表した。対象は約1300カ所のカフェテリア。不衛生とされた場合は保護者に手紙で通知する。
同議員は「子どもが毎日食事をする場所に関する情報は『ガラス張り』にすべき。この新しいシステムならそれを実現できる」と述べた。DOEはこの秋までに、学校のカフェテリアの衛生状態に関する情報を専用ウェブサイト(www.Schoolfoodnyc.org)に掲載したいとしている。
同議員は5カ月前、学校のカフェテリア2976カ所の13%以上に当たる395カ所の衛生検査の結果が「B」またはそれ以下だったと発表、この情報が永久的に残るよう法案を州議会に提出した。これは2015から16年度の検査結果で、残りの約86%は「A」の評価を得ていた。
DOEのエリザベス・ローズ副局長は、「家族は教育システムの重要なパートナー。新しい試みは家族に対する透明性をさらに向上させる」と導入を歓迎している。