【12日付ASPCA】米動物虐待防止協会(ASPCA)によって昨年、別々に里子に出されたピットブルの親子が、14日の母の日を目前に再会を果たし、話題を集めている。
母犬のジェイミーと娘犬のザザは昨年4月、ブルックリン区の住宅で劣悪な環境で飼われていたところをNYPDに救助された。ASPCAはこの2匹をしばらく預かり、リハビリを行った後、別々に里子に出した。
ザザはもらわれた後ダニという名前を付けられたが、飼い主であるステイシーさんは新聞記事で、今はルシンダという名前を付けられたダニの母親がいることを知った。ステイシーさんは「2匹を再会させるべきだ」とルシンダの飼い主エイナットさんを探し当て、再会を計画した。ただし、ルシンダがなつくかどうかが心配だった。
「結果は予想以上だったわ。タクシーにルシンダを乗せて迎えに行くと、ルシンダはダニを見てすごく喜び、顔や耳をペロペロ舐めたの」とエイナットさん。ステイシーさんも、「2匹はとても幸せだということがすぐ分かった」と感動の瞬間について話す。
その後、親子は一緒に散歩を楽しんだ。ステイシーさんとエイナットさんは、今後もザザとダニを連れて会うことを約束したという。