NY市長の支持率わずかに上昇 アフリカ系で減少、白人の間で上昇

 【16日付NY1】ビル・デブラシオ市長の支持率が、わずかに上昇している。NY1とニューヨーク市立大学バルーク校が共同で行った世論調査で明らかになった。今年の市長選で同市長の再選は困難が予想されているが、同調査によれば、市長の支持率は昨年12月の調査時より2%上昇し、53%だった。
 市長の仕事ぶりに対する評価に限ると、3分の2が「満足」と答えていた。アフリカ系とヒスパニック系の支持率は50%と変わらず高いものの、アフリカ系からの支持率は昨年12月と比較すると14%減少していた。一方、白人からの支持率は約10%増加していた。
 同校の世論調査専門家ダグ・ムッツィオさんは、「市長の支持層は変動している。特に白人の間で劇的に改善されている」と話す。市政については72%が、「多少満足」または「大変満足」と答え、「満足していない」と答えたのは23%だった。49%が「ニューヨーク市は正しい方向に向かっている」と答え、38%が「間違った方向に向いている」と考えていた。次期市長選で、デブラシオ市長に投票するかとの質問に「はい」と答えた市民は47%と過半数に満たず、34%が再選を望んでいなかった。

Kevin Case

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