崖から落ちたイヌを救出 アップステートの州立公園で

 【24日付FOXニュースUS】ニューヨーク州アップステートにある州立公園で22日、警官らが崖から落ちたイヌを救出した。
 州公園局によると、モンロー郡ロチェスター市から約30マイル(約50キロメートル)離れたところにあるレッチワース国立公園の崖下からイヌの鳴き声がすると通報が入った。公園警察が現場に駆け付けたところ、ジェネシー川沿いにある高さ約400フィート(約120メートル)の崖の中間地点でイヌが立ち往生しているのを発見した。このイヌは2日前から行方が分からなくなっていた6歳の雑種「スキッピー」という飼い犬で、公園警察はリビングストン郡警察と連携してドローンを使いスキッピーを探していたが、公園周辺は森が深く、上空からの視界が極めて悪いため居場所を突き止めることができなかった。
 ライアン・クランシー巡査部長が約200フィート(約60メートル)下にいるスキッピーの元までロープを使って降り、崖から救出した。スキッピーはかすり傷などを負っていたものの命に別状はなく、飼い主の元に戻された。
 デイビッド・ペイジ同局長は、「州立公園を訪れる人だけでなく、ペットなどの動物の安全を守ることもわれわれの任務だ」と語り、今回の救出劇は、「ニューヨーカーのために力を尽くすとの使命の下、毎日トレーニングを重ねている警官らのチームワークと責任感のたまもの」と、たたえた。

救助されたスキッピー(photo: www.parks.ny.gov)

救助されたスキッピー(photo: www.parks.ny.gov)