駐禁除外標章の悪用許さず NY市職員の取り締まりを強化
New York City Mayor Bill de Blasio hosts a press conference on parking permits and cracking down on placard misuse in the Bronx on Wednesday, May 24th, 2017. Edwin J. Torres/Mayoral Photo Office.
【24日付WNYC】ビル・デブラシオ市長は24日、ニューヨーク市職員に配布されている駐車禁止除外標章の不正使用の取り締まりを強化すると発表した。
市の職員に配布されている駐車禁止除外標章は、持っていればどこにでも駐車できるわけではなく、職場近くにある指定場所での駐車のみが許される。しかし、標章を悪用する職員が後を絶たず、渋滞している路上や消火栓前に駐車するなどの弊害を招いているため、市長は「標章は指定された場所でのみ使用が許可されている。私事のために悪用することは許されない」と強調した。
現在市内で発行されている標章は約15万枚。うち市警察(NYPD)が約4万枚、交通局と教育局がそれぞれ約5万枚ずつ発行している。しかし市長は、「駐車違反などを取り締まる警官も標章の扱いに慣れていない」と話しており、取り締まりを強化するために新たに監視員100人を雇用し、標章を悪用した場合の罰金なども徹底する計画だ。
一方で、標章を悪用し違法駐車を繰り返す車両の写真をツイッターに投稿した市民らは、「過去の取り締まりは全て失敗に終わった。問題はルールそのものではなく執行力だ」と話している。
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