首や肩、腰、膝が痛くて病院を訪れた際、その診断が「関節炎」(Arthritis)だったという経験はありませんか。医者から薬が処方されますが、本当にそれだけで十分なのでしょうか?
関節炎にもさまざまな種類がありますが、多くの場合は退行性の関節炎です。退行性の関節炎は動きを制限する疾患で、一般的に50歳以上の人に多くみられます。65歳以上の50%の人は痛みがあるために活動が制限されます。長生きすれば、皆ある程度の退行性の関節炎になるでしょう。しかし、退行性の関節炎は治らない痛みというわけでもありません。
完治はしませんが、カイロプラクティック治療によって痛みを緩和し、体をうまく管理して元気に生活することは可能です。しかし、一般の病院では、関節炎の痛みが薬なしでもコントロールできることをきちんと説明していません。
1985年、アイオワ医学大学では、65歳以上の人を対象に背骨や関節の痛みに関する調査を実施しました。その結果、カイロプラクティック治療を試みた75%の人が「満足した」と答えています。特に男性は、一般診療の主治医よりもカイロプラクティック医に診てもらった方が効果的だと答えています。
関節の調和を保っている脊椎の組織(筋肉、靭帯、アキレス腱、椎間板)が弛緩し、関節に調整不良を起こすことによって弱くなり、退行性の関節炎が起こります。次の2つの理由から、カイロプラクティック治療には大きな効果があると言えます。
1.関節のずれを治したり、その周りの組織や神経の炎症、ダメージを改善する治療を行うことにより、関節の機能障害を治癒できる。
2.手技により、脊椎や関節にかかる圧迫を軽減することができる。
84年に「American Journal of Physical Medicine」の中で研究者は、カイロプラクティック治療で140%も脊椎の痛みが和らぎ、症状が改善したと報告しています。このように、関節の痛みを緩和するためには、些細でも脊椎や関節にかかる圧迫をなくすことが大切です。同じ研究で、脳が発する強力な痛みをブロックするエンドルフィンの循環を促進させることも証明されています。
カイロプラクティック治療は、関節炎で苦しむ人々の痛みを緩和します。痛みとずっと付き合っていかなければならないと諦めずに、ぜひカイロプラクティックを試してみてください。
Dr. 石谷三佳
石谷ヘルスセンター院長。パーマーカイロプラクティック大学院卒後、ハーバード大学医学部専門課程終了。米国、米国小児、ニュージャージー、日本カイロプラクティック協会会員も務め、2008年には「Chiropractor of the Year」を受賞。寄稿著者に“Neck Pain…
You Don’t Want It, You Don’t Need It”がある。
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