MTAやLIRRを集団訴訟 ペンステ利用の通勤客2人

 【11日付ニューヨークポスト】マンハッタン区のペンステーションの利用客2人が10日、ニューヨーク州都市交通局(MTA)およびロングアイランド鉄道(LIRR)、ニューヨーク市交通局(NYCT)を相手取り、ロングアイランドナッソー郡のニューヨーク州高位裁判所に集団訴訟を起こした。同駅での電車遅延やキャンセルにより損害を受けたとしている。
 同郡ワンタフ在住のメリディス・ジェイコブスさん(48)と同郡ユニオンデール在住のフレッド・リーさん(31)は、精神的苦痛と運送契約違反を主張。ジェイコブスさんは、「われわれは、支払った額に値するサービスを求めている。それができないのなら、お金を返すべき」と訴える。マンハッタンにある会社へ24年間通勤しているジェイコブスさんは、月に297ドル(約3万3000円)を交通費に費やしているという。
 原告代理人のポール・リッジェーリ弁護士もロングアイランドの住人で、マンハッタン区の法律事務所に勤務している。同弁護士によると、数千人のLIRR利用者が同訴訟への参加を希望していることから、原告の数が増えると予想、「ペンステーションはめちゃくちゃだ。この訴訟が改善の第一歩になれば」と話している。

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