【13日付ニューヨークポスト】ニューヨーク市在住の高校生が、米大リーグ(MLB)のドラフト指名を受けプロ入りを果たす。市から21年ぶりの高順位という快挙だ。
この高校生は、クイーンズ区イーストエルムハーストにあるカトリック系のマックランシー高校に在籍するクエンティン・ホルムズさん(17)。ドラフト第2巡目でクリーブランド・インディアンズから指名を受けた。順位は第64位で、21年前にスタッテン島の市立トッテンビル高校から第35位でアトランタ・ブレーブスに指名された、ジェイソン・マーキスさん以来の高順位だという。マックランシー高校は2000年にもドラフト指名でプロ野球選手を輩出しているが、第33巡目だった。
身長6フィート2インチ(約190センチメートル)で守備位置はセンター。今シーズンの打率は4割2分で、ホームランは7本。33打点を稼ぎ出し、盗塁は23回中22回成功した俊足の持ち主でもある。
野球部のニック・メリト監督は「彼の名前が呼ばれテレビに映ると、皆大騒ぎした」と述べた。契約金は96万9000ドル(約1億円)と推定され、母親のデリアさんは「彼のがんばりなら十分に値する」と喜んでいる。