【13日ニューヨーク州発表】ニューヨーク州のアンドリュー・クオモ知事は13日、自動運転車が州都オールバニで州史上初めて一般道路を走行したと発表した。
この車はアウディの4ドアセダンで、テストドライバーがステートストリートからI−90まで運転した後、自動運転に切り替えた。車は自動運転で高速道路を約6マイル(約10キロメートル)走行した後、無事にエンパイア・ステート・プラザに到着した。クオモ知事は記者会見に臨み「自動運転車は、輸送手段の次のフロンティアだ。ニューヨーク州はイノベーションと最新技術のリーダーであり、自動運転車もその1つだ」と誇らしげに語った。
今回の試験走行は「レベル3」の水準。条件が整えば自動運転に切り替えることが可能で、高速道路での速度に到達できる。アウディ・オブ・アメリカの社長、スコット・キーオさんは「こうしたイノベーションは、産業界と政府が協力して初めて起こり得る」と州との協力を評価した。
試験走行には、キャシー・ホチュル副知事が同乗した。副知事は試乗後、「自動運転車で路上の安全度は大幅に高まり、ニューヨーク州で事故死を減少させるのに役立つ」と述べ、今後の活用に期待を寄せた。