【19日付amニューヨーク】マンハッタン区にゲイやレズビアンなどの性的少数者(LGBTQ)支援のシンボル、レインボーの横断歩道を永久に設置することを求める署名運動がこのほど、ウェブサイトを通して始まった。
レインボーの横断歩道は首都ワシントンDCやジョージア州アトランタ市で既に採用されている。同区にも同様の横断歩道をと運動を始めたのは、ティム・ロビンソンさん。「性的少数者は住居の差別や医療機関の利用制限など、いまだ多くの問題に直面し、自殺率も高い。娘にはわれわれのような人間を広く受け入れてくれる都市で育ってほしい」と話す。
昨年は「プライドパレード」に合わせ、同区内2カ所の横断歩道がレインボーに染まった。1カ所だけでも永久的に、というのがロビンソンさんの願い。場所は、1969年に同性愛者が権利を主張し反乱を起こしたウエストビレッジのバー「ストーンウォールイン」周辺を希望している。「ニューヨークはLGBTQ権利獲得運動の先駆的存在。それを継承すべきだ」とロビンソンさんは熱く語る。
目標数は1万7000人。反乱が起きた今月28日までに目標を達成したいとしている。