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【19日付DNAインフォ】ニューヨーク市文化局は、昨年経営破綻したビッグ・アップル・サーカスから購入した巨大なテントの使い道を模索している。
この巨大なテントは、同局が2011年に約92万9000ドル(約1億円)で購入した。同局の広報担当ライアン・マックスさんは、財政難に苦しんでいた同サーカスを支援する意図があったと説明するが、具体的な使用計画はない。同サーカスは売却後もこのテントを使用し、2015年にクイーンズ区のカニングハム公園で行われた公演が最後となった。
同サーカスは1977年創業。年末年始のリンカーンセンター公演はニューヨークの冬の風物詩だった。2008年のピーク時には全米を巡業し、年間350回の興行を重ねたが、景気の後退や消費者が求める娯楽形態の変化などで低迷。昨年11月にはチャプター11(破産法)の適用を申請した。その後、企業再建を手掛けるコンパスパートナーズが約130万ドル(約1億5000万円)で買収し、今秋には同センターで創業40周年記念公演を実施する予定だ。
テントは同局の下で保管されており、マックスさんは「公益のために使いたい」と話している。新生ビッグ・アップル・サーカスが秋の興行でこのテントを使うかは不明だという。
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