【20日CBSニューヨーク】ニューヨーク州ウエストチェスター郡ヨンカーズにコヨーテが頻出し、住民は不安を募らせている。
同地域に住むブライアン・トーランドさんは、「人間を全く恐れない」と話す。トーランドさんの家の裏庭を下ったところにヨンカーズレーストラックの駐車場があり、コヨーテは同レース場か近くのヒルビュー貯水池に巣を作っているという。トーランドさんによると、コヨーテはだんだん人間の居住区近くにまで行動範囲を広げているため、子どもたちには外で遊ばないように指示している。さらに、自宅周辺の草むらに隠れているコヨーテを警戒し、愛犬の放し飼いをやめることにした。
こうした不安に対し、レース場側はコヨーテが住宅街に侵入できないよう駐車場のフェンスを修理し、対策を講じている。さらに州や連邦政府と連携し監視カメラの設置を検討、罠をかけて捕獲することも視野に入れている。
捕獲した場合は害獣として殺処分されることになる。害獣駆除会社、ウエストチェスターワイルドライフのジム・ドレイサッカーさんは、「コヨーテがイヌなどのペットを襲えば、別の場所に移しても同じことが起こる」と話している。
