目覚めたら隣に見知らぬ男 ストーカーが夜中に自宅侵入

 【28日付NBCニューヨーク】ニュージャージー州で男が夜中に女性の家に侵入し、ベッドにもぐり入り込むストーカー事件が発生した。
 同州バーゲン郡パラセイズパークで18日深夜、女性が目を覚ますと横に見知らぬ男が眠っており、「このまま夜を明かしてもいいか」と聞かれたという。女性が驚き悲鳴を上げたところ、男は逃げるように立ち去った。警察は男が女性宅の施錠されていなかった窓やドアから侵入し、ベッドにもぐり入り込んだものとみている。女性にけがなどの被害はなかった。
 警察によると、男は女性の家を出た後もその場を去るまで数分間家の前に立っていたという。また事件前、女性の親戚に声を掛けられた際は「ある家を探している」と答えていた。
 警察は最近報告された別のストーカー事件と手口が似ていることから、この男が両方の事件に関与している可能性も視野に入れて捜査を進めている。今月初めには女性が何者かに自宅まで尾行され、ドアをノックされる事件が起きている。
 事件が発生したパラセイズパークの住人、アシュリー・コンドさんは今回の事件を受けて、「目を覚ましたら知らない人が横で寝ているなど、考えただけでも震えるほど恐ろしい。就寝前はドアの鍵を確実に閉めているか何度も確認する」と話した。同じく住人のアーヤ・アシュレーさんも、「いつもは母や妹と一緒とはいえ、戸締りには十分気を付ける」と警戒心を強めていた。

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