NJ州知事、閉鎖ビーチで日光浴 傍若無人な態度に批判集中

 【3日付NPR】ニュージャージー州のクリス・クリスティー知事が2日、予算不成立を理由に閉鎖となっていた州立の海水浴場に家族で訪れていたことを、地元紙スターレッジャーが報じた。地元での支持率が急落し、任期終了後の政治的将来がほぼ絶望視されている同知事の傍若無人な態度に批判が集中している。
 同紙は同日、知事とその家族が過ごす州が保有する知事用の別荘があるアイランドビーチ州立公園の砂浜に、ビーチチェアに座ってくつろぐ知事や、妻と子どもたちの姿を空中から撮影した写真を掲載した。同日午後、同州トレントン市の知事官邸で行われた海水浴場の閉鎖を発表するための記者会見で、「今日、日光浴をしましたか」と記者から質問された知事は、「今日は日に当たっていない」と答えた。砂浜に座っているところを捉えた写真があると聞かされると、報道担当官は、「知事は家族と話をするために、少しの間、海水浴場に行っただけ。野球帽をかぶっていたので、日には当たっていない」と弁明した。
 知事は3日、「2日は、家族が過ごしている別荘と知事官邸を、州所有のヘリコプターで何度も往復した。1人で寝るよりも、家族と一緒に寝たいからだ」と釈明した。

 アイランドビーチ州立公園(photo: Famartin)

アイランドビーチ州立公園(photo: Famartin)