新航路、週末は長蛇の列 ロッカウェーフェリー

 【3日付CBSニューヨーク】7月最初の週末、ロッカウェービーチ行きフェリーに長蛇の列ができ、数百人の乗客が長時間にわたり待たされた。
 マンハッタン区ローワーマンハッタンとクイーンズ区ロッカウェーを結ぶニューヨーク市営フェリーの就航から2カ月、地下鉄と同じ料金で乗れるとあって人気は上々だ。1日の利用者は6000人にも上る。しかし、フェリーの運営に携わる市経済開発公社は、夏期に増える週末の利用者のことを計算に入れず、祝日の特別運行計画なども発表していない。
 同公社の広報担当、アンソニー・ホグレビーさんは、「需要と供給のバランスを取りながら、多くの利用者にサービスを提供したい」と改善に取り組む様子だが、「少し待つ覚悟で早めに到着してほしい」と話す。ただし膨れ上がる利用者に対応して、3日午前には緊急措置として特別便を追加運行した。
 長蛇の列を目の当たりにしたマンハッタン区在住のジョン・ブリーティさんは、「天気の良い週末、ビーチで過ごそうと思ったのに。週末の混雑ぶりが分かっていれば、こんなことにならなかった」と、がっかりした顔で話した。
 フェリーの定員は通常149人。市では250人が乗船できる大型フェリーを導入し、利用者の便宜を図りたい意向だ。

NYC Ferryのフェイスブック(@NYCferry)より

NYC Ferryのフェイスブック(@NYCferry)より