【7日付ニューヨーク・デイリー・ニュース】ニューヨーク・プレスビテリアン病院およびコロンビア大学アービング・メディカル・センターは6日、条件が整えば、末期疾患を患う英国の乳児を受け入れ治療する意向であると発表した。
2016年8月に生まれたチャーリー・ガード君(11カ月)は、遺伝子疾患のミトコンドリアDNA枯渇症候群と診断され、同年10月からロンドンのグレート・オーモンド・ストリート病院(GOSH)で人工呼吸器につながれ入院生活を続けている。
チャーリー君は、目と耳が不自由で、自分の意思で動くこともままならないという。ニューヨークの2病院が合同で発表した声明文によると、患者を同施設に安全に搬送するための手配が整い、法的な障害をクリアし、必要に応じて実験的な治療を行うことについて米食品医薬品局(FDA)から緊急承認を受けることができれば、チャーリー君を受入れるという。
また、別の選択肢としてFDAの承認を受けた上でGOSHに、実験的薬剤を送ることも検討している。その場合はGOSHの医療スタッフに、治療方法についてアドバイスする意向だという。
チャーリー君の両親は米国での治療のため現在資金集めをしている。