【6日付NBCニューヨーク】ニューヨーク市の不動産価格高騰の勢いが止まらず、2017年第二四半期、過去最高を記録した。
不動産会社、ハルステッドプロパティーが発表した第二四半期の不動産マーケットレポートによると、500万ドル(約5億7000万円)以上で売却されたアパートが昨年同時期に比べ41%増加し、1000万ドル(約11億4000万円)で取引されたアパートも30%増加した。アパートの平均売却価格は170万ドル(約1億9000万円)で、契約締結に至るまでの期間は平均100日だった。コンドミニアムは平均売却価格が約230万ドルで、昨年から21%増加した。また、新築物件は昨年より5%増の平均400万ドルで売却されている。
唯一価格が下がったのはロフトで、1平方フィート(約0.1平方メートル)の平均価格が1549ドルと、昨年からマイナス3%だった。
マンハッタン区の地域ごとにみると、最も売却数が多かったのはイーストサイドで、14丁目付近がこれに続いた。売却だけでなく、賃貸物件の価格も上昇しており、市内の平均賃貸料は過去3カ月の間で高騰、市内で住宅を手に入れることがますます難しくなっていることが分かる。