フィアット500FがMoMA永久保存に ルパン三世も愛用

 ニューヨーク近代美術館(MoMA)はこのほど、フィアット500Fベルリナのオリジナルモデルを永久保存に加えると発表した。ベルリナは、一般にイタリア語の500を意味する「チンクェチェント」の名称で呼ばれ、1965年から72年の間に生産された500シリーズの中で最も人気が高く、日本では、アニメ「ルパン三世」の中でルパンの愛車としても登場している。
 スクーターユーザーに安価な自動車を提供することを目的に開発された同モデルについてMoMAは声明で、「この車のおかげで戦後、ヨーロッパ大陸全体で人々が自由に行き来できるようになった。チンクェチェントは、ミッドセンチュリーのデザインを代表する多くの原則を具現化している」と述べている。

Fiat 500F (photo: MoMA)

Fiat 500F (photo: MoMA)