インビザラインは、米国でも人気のマウスピース矯正。このコラムでは、30代女性が約1年間掛けて行うインビザライン矯正を、レポート形式でお届けします。
ついにマウスピースを外すときが来ました。最初に診察を受けてから約1年。あっという間に時が過ぎ、歯の表面に付いているアタッチメントを取りました。アタッチメントが付いていることが当たり前になっていたので、この除去作業が本当の意味での終わりなのだと実感しました。普段から目立つものではなかったのですが、取った後の自分の歯は想像以上に違いました。
改めて自分の歯型を担当の古山先生に見せてもらいましたが、特に前歯の出方と下の歯の凹みが修正されていました。また、それほど気にならなかった多少の歪みまでも改善されていて、古山先生にお願いして良かったと感じました。日々の変化は自分では分かりにくいものの、写真を見ると一目瞭然です。
終了しても、改善された状態を保つためにリテイナーという種類のマウスピースを寝ている間に装着する必要があります。まだ必要なの?と思うかもしれませんが、米国では多くの人がリテイナーを使用しています。また、リテイナーをサボったために歯の形が戻ってしまい、後悔しているという話も耳にします。やっと終わったと安心せずに、今度はきれいに保つためにリテイナーもしっかりと装着していきたいと思います。
最初は歯の痛みが気になったり、他の人に見られているのではないかというネガティブな思いもありましたが、1年も経つとマウスピースが生活の一部となっていて、外すことに少し寂しさもあります。途中で少し治療が遅れたこともありましたが、周りのポジティブな反応や変化によりモチベーションを保ち、ここまでやり遂げることができました。
これからインビザラインを始める方へのアドバイスは、モチベーションを保つことです。特に着脱可能な歯列矯正の場合、患者の意思で自由に外すことができます。そのため、治療計画が大きくずれてしまうことがあるそうです。きれいな歯並びの自分をイメージしながら続けていくことが重要です。
最後に、インビザラインの決断をして本当に良かったと思います。30代ということもあり、今さら遅いのではないかと思ったこともありましたが、今では思いきり歯を見せて笑い、自分に自信が持て、もっと人生を楽しみたいと思えるようになりました。決して安くはありませんが、価値のある自己投資だと思います。
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